頭をぶつけた時 | 何でもいいから書いてみるブログ

頭をぶつけた時

慌てて病院受診されるケースが多いのですが、はっきり言って

来る意味はありません!ほとんどは!

「CTとかレントゲンは…?」
撮る必要はありません!ほとんどは!

意識がないとか
ケイレン起こしてるとか

そういう状態じゃない場合は頭の中はどうもなってないのです。

緊急性のある場合は
【意識がない】
【ケイレン起こしてる】

すごく微妙なのが 吐いてる 場合です。
頭をぶつけた時、頭蓋内で出血している場合吐く事もありますが、嘔吐下痢シーズンの場合は感染していて吐いてる事がほとんどなのです。

頭の中のトラブルと同時に、感染性胃腸炎の可能性もあるかもしれないと思っておいて下さいね。

頭をぶつけた時は

24時間様子観察する→意識障害、ケイレンが起きないか

ぶつけた部位を冷やす→タンコブが大抵できてます。

お風呂はやめておく→タンコブがさらに腫れる、脳内に出血がある場合に備えて血流をよくさせない。

安静にやすませる→脳内に出血がある場合に備えて。


CTやレントゲンはご本人の意識がある場合はまず撮りません。というか撮れません。

小さな子供はじっとしてられないので麻酔をかけないと撮影できないのです。

どうしても撮って欲しい!何かあったら不安なんです!という親御さんにドクターが言うセリフがこちら

麻酔をかけるリスクと、親が安心したい欲求を満たすのとどっちを取りますか?
小さな子供の麻酔は難しいのです。
命がかかってるのなら麻酔をして検査をしますが、親御さんが安心したいだけの為にするにはリスクが高いのです。


安心したいなら、まず赤ちゃんが落下して頭を打つような環境を作るんじゃないよ!と怒る先生もおります。
実際、乳幼児の死亡原因は病気じゃなくて家庭内の事故がトップなのです。

危険な箇所を母子手帳にまとめてあると思いますので、今一度チェックして下さい。


最後に
ぶつけただけなら、とりあえず様子見てタンコブ冷やしておいてね。
意識なくなったら救急車呼んでね。